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家具 北の住まい設計社
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北海道の自然をまるごと家具に…
道産の広葉樹を使った手仕事でつくる小物たち
四季の移り変わり、自然を受け入れ感謝しつつ楽しむ暮らし、質素だけれど豊かな暮らし。私たちはモノやコトを通じて表現したいと考えています。

9月 2017

80年以上前の合掌組が支える大きな屋根裏を仕上げる大工さん。 下弦の梁に脚場を敷いても、脚立がないと天井まで届かないほどの大空間となっています。 この上ない魅力を持つ古材の表情には来るたびに惚れ惚れしてしまいます。 はじめは体育館みたいな大空間でしたが、間仕切り壁で個々の部屋へと割り振られていきます。 構造の制約を受けない、間口6間を柱なしで支える大きな合掌作りならではの作り方です。 大工さん6人体制のスピード感ある現場は、床貼りの工程へ。 無垢の床材が呼吸を繰り返し、調湿効果を最大限に発揮できるようにと、1枚1枚合わせ目にスペーサーを挟んでのビス止め作業ですが、 大工さんは慣れたもので、黙々と貼り進めてます。 床が貼り終わり養生が敷かれ、室内はクロス屋さんへとバトンタッチ。 クロスは一般住宅だと3棟分に相当する面積を施工することになりました。 工期の短縮や継ぎ目のない仕上げとするために、ドイツのルナファーザーという紙クロスを採用します。 スウェーデンDuro社の紙クロス(巾50cm、10M巻き)の倍となる、巾1、20M巻きのクロスは1回あたりの施工面積が多くは出来るのですが、 下地をの凹凸を拾いやすいのは変わらずで、丁寧なパテ処理と大変な労力のかかる内装工事となりました。 内装工事の最中に、大工さんも外壁の残りを貼り終え、外部は脚場の解体を待つのみ。 そして、今週からは左官工事が始まっています。 広いショップスペースモルタル仕上げ、中央に薪ストーブが鎮座し、棟木の間から自然光が降り注ぐ店内。 ここは、最高性能のNANGA WHITE LABELダウンジャケットなどを取り扱うMOONLOIDの直営店、 来月のオープンに向けて、工事はラストスパートへ。