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【Design Stories Vol.6】店舗紹介と店内の様子 - 北の住まい建築研究社

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北海道の自然をまるごと家具に…
道産の広葉樹を使った手仕事でつくる小物たち
四季の移り変わり、自然を受け入れ感謝しつつ楽しむ暮らし、質素だけれど豊かな暮らし。私たちはモノやコトを通じて表現したいと考えています。

【Design Stories Vol.6】店舗紹介と店内の様子

自然と調和し、人の生活を豊かにする製品づくりを目指すYAMAtuneと、
地球環境に負荷をかけないものづくりを追求する北の住まい設計社/建築研究社が綴る、
ショップオープンまでのストーリー。


 前回までのDesign Stories


【Design Stories Vol.3 】デザインのプロセスと考え方① -プランの変遷とYAMAtuneの英断-

【Design Stories Vol.4 】デザインのプロセスと考え方② -大切にした想いと細部のデザイン-

【DESIGN STORIES VOL.5 】施工プロセス・職人の姿


今回は、YAMAtuneさんの新たなお店に入るカフェや、取扱商品について、実際にお店の方にお話を伺いましたので、ご紹介させていただきます。


深川で愛されてきた「パンとコーヒーの店BLOOM」が東川町で新たな挑戦


BLOOMは8年前深川市にオープンし、夫の琢也さんは自家焙煎のコーヒーを、妻の里枝さんは自家製天然酵母や深川産の食材を使ったパンをつくり、「パンとコーヒーの店」として親しまれてきました。

BLOOM 店主の琢也さん

そんなBLOOMさんがYAMAtune新規店舗CAFÉ棟1階に新しいお店をオープンします。

YAMAtuneさんとBLOOMさんは以前から親交がありましたが、きっかけとなったのは2年前、YAMAtuneさんからのオファーでした。

” 新しいお店でカフェをやるならBLOOMさんと一緒に仕事がしたいです。二人の人間性が好きなんです。”

「まるでプロポーズのような、ありがたい言葉をいただいたとき、わくわくが止まりませんでした。」と琢也さんは言います。

8年間続けてきた深川のお店を手放す決断は、簡単に出来る事ではありません。

しかし、そのYAMAtuneさんからの言葉が新たな一歩を踏み出すきっかけとなり、挑戦する事を忘れない二人の人間性が、その決断を後押ししました。

意を決して東川町に移住したBLOOMのお二人。

琢也さんはオープンまでの間、地元の農家さんのお手伝いをしています。

田植えや稲刈りの時期は農家さんにとって、とっても忙しい時期。お昼ご飯を調達する時間もないので、お手伝いさんの分もお弁当をデリバリーし、皆でお昼をとります。

「忙しい農家さんや、町まで買いに来れない人にお弁当を届けたい。いろんな人が気軽に買いに来れるようなお店にしたい。やってみないとわかりませんが、」

新たな挑戦について楽しそうに話す姿に、こちらまでわくわくしてきます。

「パンとコーヒーの店」として親しまれてきたBLOOMさんですが、パンは一旦お休み。

「お弁当とコーヒーの店」となる予定です。

町に住み、地元の人の声を聞きながらつくり上げていく「BLOOM 第二章」

詳しいメニューはオープンしてからのお楽しみに。

工事中のCAFE棟1階のカフェスペース。琢也さんの自家焙煎コーヒーがテイクアウトできます。
CAFE棟2階は体を動かせるスペースとなる予定。(撮影時はちょうど壁にミラーを貼り付けているところでした。)

YAMAtune×BLOOMのイベントにも期待が膨らみます。


「同じ方向を向いている」アウトドアブランドへのオファー


SHOP棟1階ではYAMAtuneさんの商品に加え、アウトドアファッションブランド「patagonia」の商品の取り扱いがはじまります。

代理店となったきっかけは、YAMAtuneブランド立ち上げ時からイメージしていた

「自然と調和し、人の生活を豊かにする」ということを実現するため。

アスリートやガイドを仕事とする人だけでなく、東川町で暮らすこと自体がアウトドアであり、その暮らしを支えるものを提供したいという想いがありました。

ソックスだけではなく、子どもから大人まで身に着けるものを。

そこでオファーをしたのがアウトドアブランド「patagonia」でした。

環境問題や人権問題に対し独自の保護活動を行うpatagoniaは、昨年会社の所有権を自然を守る非営利団体に譲渡し、大きな話題となりました。

「patagoniaの活動に共感し、そしてその商品を町の人が選択できる環境を作りたい。」

何を大切にしているか、規模や手段は違っても、同じ方向を向き進み続けてきたYAMAtuneさんの想いは強く、その想いはpatagoniaさんへと届きました。

そんなpatagoniaとYAMAtuneの商品が一緒に並ぶ新しいお店

オープンが待ち遠しいです。

patagoniaスタッフによるレイアウト作業の様子。「フィロソフィートレーニング」と呼ばれる研修も行われたそうです。

こちらはYAMAtuneさんの靴下の陳列中。木製の什器やフックは、北の住まい設計社で製作したもの。
在庫を収納する引き出しの取手にも靴下型をあしらって。
フックにはロゴマークの刻印。YAMAtuneのスタッフみなさんで、一つ一つ焼印を施しています。

オープン予定日の6月10日に向けて、着々と準備が進んでいます。

今回YAMAtuneさんとBLOOMさんにお話を伺い、改めて、挑戦をしている人ほど、輝き、人生を楽しんでいると感じました。

私たちも初心を忘れずに、これからも新たな事に挑戦し続けたいと強く想います。

 

一台一台、丁寧に組み上げていきます。
他にも家具職人が作った什器やカウンターなどありますが、それらは完成後にご紹介したいと思います。


 今後の更新予定

  1. 1月27日 (金) 工事の概要と完成予想パース
  2. 2月17日 (金) YAMAtuneが北の住まいに依頼するに至った理由ときっかけ
  3. 3月10日 (金) デザインのプロセスと考え方① ープランの変遷とYAMAtuneの英断ー
  4. 3月31日 (金) デザインのプロセスと考え方② ー大切にした想いと細部のデザインー
  5. 4月21日 (金) 施工のプロセスと職人の手仕事 
  6. 5月12日 (金) 店舗紹介と店内の様子(この記事)
  7. 6月2日   (金) 竣工写真と庭を含めた完成イメージ
  8. 6月9日   (金) いよいよ明日オープン!店内の様子と営業案内

次回の更新は6月2日(金)。
店舗が完成した様子をお伝えするとともに、外構(庭)も含めた最終的な目標とする姿をご紹介できればと思います。

次回の投稿もお楽しみに。

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