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家具 北の住まい設計社
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北海道の自然をまるごと家具に…
道産の広葉樹を使った手仕事でつくる小物たち
四季の移り変わり、自然を受け入れ感謝しつつ楽しむ暮らし、質素だけれど豊かな暮らし。私たちはモノやコトを通じて表現したいと考えています。

4月 2023

自然と調和し、人の生活を豊かにする製品づくりを目指すYAMAtuneと、地球環境に負荷をかけないものづくりを追求する北の住まい設計社/建築研究社が綴る、ショップオープンまでのストーリー。  前回までのDesign Stories 【DESIGN STORIES VOL.2 】YAMAtuneが北の住まいに依頼するに至った理由ときっかけ 【Design Stories Vol.3 】デザインのプロセスと考え方① -プランの変遷とYAMAtuneの英断- 【Design Stories Vol.4 】デザインのプロセスと考え方② -大切にした想いと細部のデザイン- 第5話目の今回は、大工さんと家具職人の写真を中心に、建物を作り上げていく過程をご紹介していきます。 職人の手で作り上げる建物 建築は、多くの職人の技術が結集して出来上がっています。 撮影のために現場に行くと、黙々と作業する姿がかっこよくて、こっそり写真を撮ります。 カメラを意識せず、ただひたむきに仕事に取り組む姿を撮りたいので、なるべく遠くから、邪魔しないように…。 棟梁のニシモトさんが持っているのは、図面をまとめた冊子。丁寧な仕事はこういうところから始まっています。 冬の間、氷点下20度を下回ることも珍しくない東川町。そんな中で工事が進んでいきました。 カフェ棟の外壁張りに取り掛かるころには、だいぶ過ごしやすくなり、作業も捗ったことでしょう。 床材は、北の住まい設計社の工場で作ったオリジナル。部屋ごとに異なる樹種で貼り分けることも多く、樹種による雰囲気の違いを生かしています。 間に挟んでいるL字の金具は、床板同士の隙間をあけるためのもの。無垢材は湿度によって伸縮するので、それを逃すために隙間をあけます。合板やフロアタイルに比べるともちろん手間はかかりますが、やはり質感が全く違ってきます。手間をかけるだけの価値があります。 断熱材もしっかり入って、あたたかく。 こちらは壁を仕上げる前に、ビスや凹みを埋めて平滑な下地を作る工程。慣れた手つきで、素早く処理していました。 高い天井の塗装は、室内に足場を組んでの作業。ものすごい集中力で、シャッター音が申し訳ないほど。 家具職人が作る建具 北の住まいで作る住宅・店舗には、家具・什器はもちろん、建具も家具の工場で製作しています。 合板は一切使わず、北海道産のカバ無垢材で、家具の職人が作る建具です。   ドアノブは、普遍的な形で、経年変化が美しいものを ガラスや羽目板は「シブイチ」というパーツで押さえているだけなので、万が一割れたりしても簡単に交換ができます。 シブイチの角の留め加工は、鉋で少しずつ削ってピッタリ嵌まるように調整。木口をサクサク削れるのは、道具が手入れされているからこそ。 一台一台、丁寧に組み上げていきます。他にも家具職人が作った什器やカウンターなどありますが、それらは完成後にご紹介したいと思います。  今後の更新予定 1月27日 (金) 工事の概要と完成予想パース2月17日 (金) YAMAtuneが北の住まいに依頼するに至った理由ときっかけ3月10日 (金) デザインのプロセスと考え方① ープランの変遷とYAMAtuneの英断ー3月31日 (金) デザインのプロセスと考え方② ー大切にした想いと細部のデザインー4月21日 (金) 施工のプロセスと職人の手仕事(この記事) 5月12日 (金) 店舗紹介と店内完成イメージ6月2日   (金) 竣工写真と庭を含めた完成イメージ6月9日   (金) いよいよ明日オープン!店内の様子と営業案内 次回の更新は5月12日(金)。店舗の詳細情報や、取扱ブランドが明らかになります。合わせて、店内の完成イメージをご紹介いたします。 次回の投稿もお楽しみに。 *更新したら北の住まい設計社の公式Instagramでお知らせします。見逃さないよう、フォローもお願いします! @kitanosumaisekkeisha_factory