森の中の平屋、進行中
前のブログで上棟式の様子をお伝えした住宅が、着々と進行中です。 雨が続いていたせいか、森の草丈がぐんと伸びて、建物は埋もれて見えます。東川はススキの穂がそよぐ季節になりました。 リビングダイニングに現れる広葉樹の大黒柱と梁が、この家の見どころの一つです。 古いクリの梁材は、厚沢部の森で育ったもの。 鈴木木材さんが自然の曲がりを生かして製材し、ゆっくりと風に当てながら大切に保管されていたものを東川へ。 そして大工さんがバランスを見ながら手加工し、ようやく現場へ据え付けられたものです。 この梁が過ごしてきた年月と、この先過ごされるだろう年月思うと、ただただ圧倒されます。 上棟式のときにとった家族みんなの手(足)型も固まったようです。 家づくりの記念としてはもちろんですが、それ以上に家族のあたたかさがつまった宝物のように感じます。 大工さんたちも、これを見るたび、道具を握る手に力が入るのではと思います。