キッチンで作業をしていても家族と繋がりを持てるリビング・ダイニングを実現するため、キッチンとランドリースペースを纏め、家事最中もリビングに居るご家族の様子を確認出来るように設計しました。オリジナルの収納家具やナラ天板のキッチン等、北の住まいの表現を随所に使わせて頂いています。キッチンのナラ天板は、使い込むほどに味わい深まる樹の天板ですが、作業台ということで、採用には少し勇気が必要だったことと思います。しかし、数カ月後に使い心地を伺ってみると、柔らかな木の天板はとても使いやすいそうで、濡れた洗い物など普通に置くこともあるそうですが、全く分からない綺麗な状態とのこと。定期的にメンテナンスする事で、いつまでも使い続けられる素晴らしいキッチン天板になりました。 また、1階の階段下に洗面・トイレ等の水回りを設け、2階で過ごすお子様が夜間でも利用し易いようにしています。
北海道 旭川市 M邸
- 竣工 : 2016年
- 延床面積 : 120.89m²
- 構造材 : 北海道産エゾマツ、トドマツ(手刻み)
- 外装 : 道南杉(ウッドロングエコ)
- 屋根 : ファイバーグラスシングル葺き