深い朝霧に覆われた浅間山山麓、カラマツや雑木が林立する林の中の道を進むと、板張りの平屋の別荘が現れます。ご夫婦と愛犬2匹の別荘、道産カバの床材とライムストーン、そして白い紙クロス、全体的に白系で統一されたシンプルな空間に、選び抜かれた調度品が置かれる、大人の別荘。そして、どの部屋の窓からも緑が切り取られるところが、緑の多い軽井沢ならではの贅沢です。今回、軽井沢に別荘を建てるにあたり、寒さに対応しているだろう弊社にお願いしてみようと思われたそうです。暖房機は2台の床下エアコン、稼働するとリビングダイニングが全面床暖房の様に温まります。現在は道路側にドッグランを作っている途中ですが、土工事をする音も、高断熱の壁とトリプルガラスの木製サッシが遮ってしまい、ほとんど気になりません。周りの木々が成長して、この平屋の家が隠れるようになっていくのが楽しみです。都会の暮らしとはまたひと味違う、木の家の暮らしを楽しんでいただけたらと思います。
軽井沢 別荘
- 竣工 : 2016年
- 延床面積 : 131.66m²
- 構造材 : 北海道産エゾマツ、トドマツ(手刻み)
- 外装 : 道南縦杉貼り(ウッドロングエコ)
- 屋根 : ファイバーグラスシングル葺き