永く住むことのできる家を。
私たちは、何世代にも渡って使い続けられる家づくりを第一の目標としています。そのために大切なのは、耐えられる作りであることと、自然の素材を使うこと。ただ劣化していくのではなく、一緒に暮らして過ごす時間が味わいとなって家の魅力を増してゆくように…。そしていつか永い年月を経て、土に還ってゆくものになればと思います。
自然素材と人の手を大切に。
合板の床、ビニールの壁紙、俗にプラスチックといわれている製品はなるべく使いません。これらは天然素材ではなく、加工にも人の手をあまり必要としないものです。逆に、自然素材は人の手の技能が必要です。無垢材をはじめとした、土、石などの素材を吟味すること、そして何より自分たちの手で作ることを大切に考えています。
家具メーカーだからできること。
家具づくりをしている工場で、床材、収納、ドアや建具、キッチン、洗面、お風呂など、全てオリジナルで製作・加工しています。1棟1棟の家に合わせた造り付け家具なども製作できるので、素材やデザインに統一性が生まれ美しく納めることができ、修理やメンテナンスも可能です。仕上げには家具と同じく、植物油からつくるワックスや石鹸のソープフィニッシュを使っています。
ゼロエネルギー住宅(ZEH)。
夏は暑く冬は寒い、四季の気候の変化がはっきりとしているため、特に高い性能が求められる北海道の家づくり。私たちは、「ゼロエネルギー住宅(ZEH)」に取り組んでいます。ZEH(ゼッチ)とは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称で、消費エネルギーを減らし、太陽光発電などのつくるエネルギーを増やすことによって、つくるエネルギーが消費エネルギーを上回ることを目指した住宅のことです。地球環境問題が深刻化する今、住宅のエネルギーはゼロにするZEHを標準の住宅としてご提案することを目指しています。
北海道産の木材と手刻み。
私たちは、内装はもちろん、構造材にも北海道産の木材を使っています。現在では北海道の北部・中川町の山で育った松の木を製材し天然乾燥させています。そしてその北海道産の木材を、自社の大工が手刻みで加工します。機械加工(プレカット)の場合、設計図通りにどんどん加工されてしまいますが、手で刻むことで、柱や梁の1本1本の材料を見極めながら作業していくことができます。
時間をかけて完成する家。
私たちは、ただ建物を建てて終わりではなく、周りの庭づくりなどの外媾までを家づくりの一貫として取り組んでいます。竣工した時がいちばんの完成形ではなく、時が経って緑や木々が育ち、家族の暮らしと共に馴染み溶け込んでいくことで、私たちの本当の家づくりの価値が見えてくるものであって欲しいと考えています。
暮らしをトータルでご提案。
家だけでなく、家具やラグ、カーテンなどのインテリア、その他薪づくりの道具や雑貨など…ショップを通じて暮らしをトータルでご提案しています。