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家具 北の住まい設計社
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北海道の自然をまるごと家具に…
道産の広葉樹を使った手仕事でつくる小物たち
四季の移り変わり、自然を受け入れ感謝しつつ楽しむ暮らし、質素だけれど豊かな暮らし。私たちはモノやコトを通じて表現したいと考えています。

10月 2017

2013年春、若い大工さんが建築研究社のスタッフに加わりました。 初めは、ベテランスタッフのもと、「大工」ではなく「外構」工事を学びました。 夏の日差しに照らされながら、土を運び、石を積み、石を敷き、木を植えて…。 いつの間にか半年を過ぎ、冬を迎える頃、ようやく大工見習いとなりました。 「あの暑い夏の外構工事のおかげで、体力がついた」と、どこかで話していたそうです。 ベテラン大工さんからは、「いつも一生懸命だよ~」との声。 職人としての厳しさを教わりながら、先輩から道具を譲り受け、大事にしています。 これからたくさんの仕事を覚えて、全国を飛回る大工さんになることでしょう。 Interview: Kokita 大工・室井侑 / ATSUMU MUROI   Q1.「北の住まい設計社」との出会いは? 前職で家具の販売スタッフをして札幌に住んでいた時に、商品として扱っていた本に「北の住まい設計社」が載っていて、東川にお店があることを知りました。少したって、グッドニュース札幌が出来ました。「オシャレなお店」と噂だったので訪れてみると、「無垢の木」を使った家具や雰囲気の良さが印象的で、更に自社大工がいて住宅を手掛けていることを知りました。家具販売の以前には「大工見習い」をしていたこともあり、そのことが記憶に残っていました。札幌を出ようかと考えていた時に、「北の住まい設計社」で大工募集の案内を見つけ、「東川へ行こう」と思いました。 Q2.実際に働いてみて何を感じましたか。 一つの所にとどまらない姿勢、常に改良を重ね、良いものを追求する姿勢を感じました。また、新しい事を積極的に取り入れる雰囲気もあると思います。 Q3.最初の1年間の仕事で印象的だったことは? 2013年の秋に、初めて一人で外構を任された東川のF邸です。森の中という情景で、ひとり石に向かってハンマーを下ろす時に、環境の違いにはっとして、「北の住まい設計社」で仕事をしているという実感を持てた気がしました。また、外構工事は施主さんがお住まいになっている中で作業することが多いので、毎日挨拶をしたり、お子さんの名前を覚えて、話しができたりすることも楽しみです。 Q4.大工仕事はいかがですか。 覚えることがたくさんあります。同じ作業を、時間が経ってから再度取り組む際に、前回注意していた点や手順を覚えていると、さらにうまく「やるぞ」という気持ちになります。現場で納まりを検討する際に、職人で集まる機会があるのですが、まだ中に加わることが出来ません。早くその場で一緒に意見を出し合えるようになりたいです。